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(2014年12月20日放送)
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救出カウンセリング・ワンポイント

一「se prendre en charge」〜 自分自身と向き合う一

パスカル・ズィヴィー


カルトの救出カウンセリングの準備を始めるためには、本人を救出する以前に、救出カウンセリングの準備をしようと考えている父親と母親、あるいは夫が、それぞれの自分自身と向き合うというところから始めなければなりません。フランス語では、自分自身と向き合うことを「se prendre en charge」と表現します。「se prendre en charge」というのは、自分自身を振り返って、ただそれだけで終わりにするのではありません。今までの自分の生き方、考え方、行動の全てを振り返った時に、良いところや、弱いところ、悪いところなど、いろいろな自分の姿が見えてきます。何かを成し遂げなければならない時には、自分の中の問題点が邪魔をして、前に進むことができません。そのためには、ただそこに留まるのではなく、そこから今の自分には果たして何ができるのかを考えなければなりません。「se prendre en chargeJというのは、誰かに言われたから、やるというのではなく、それぞれ自分の責任で、あるいは自分の意志で自分自身の問題と向き合い、それを解決するまで逃げずに考えるという意味が含まれています。カルトの救出カウンセリングの準備をする家族にとっては、それぞれの家族自身が、一人の人間として、父親として、母親として、夫としてはどうだったのか、向き合うことがまず必要だと思います。そして今度は父親と母親がお互いに振り返りながら、自分たちの夫婦関係や親子関係について向き合います。そうすることによって、多くの場合は今まで気がつかなかった、あるいは触れなかった自分自身や家族の問題が出てきます。その問題がはっきり出てきた場合には、救出カウンセリングを行う前に、それに対してどうすればいいのか考えなければなりません。何故かといえば、その問題を抱えたまま救出カウンセリングを行うと、それが大きな壁になる可能性が高いからです。ケースによっては、その問題がカルトに入信するための本人のきっかけとなっている場合があります。
救出カウンセリングの前に「se prendre en charge」をすることによって、家族側は本
人と向き合うための心の準備ができます。そして、救出カウンセリングが始まった時には、その心の準備があるからこそ、家族は逃げずに本人と本音で向き合って話をすることができます。例えどんなに準備をしたとしても、その救出カウンセリングを行っている間に、隠されていた問題が出てくる場合があります。しかし、すでに家族は自分たちの問題に対して「se prendre en charge」の土台があるので、突然、問題が出てきたとしてもそれに向き合うことができます。また、救出カウンセリングを行う前に、家族がそれぞれ自分自身と苦労しながら向き合ったという土台は、救出カウンセリングの時に、本当の意味で本人を支えてあげることができるのだと思います。カルトの問題や自分自身と向き合うことが,本人にとってどれほど大変なことであるかについて、もつと深く理解することができ、本人の気持ちを共感しながら支えることができるのです。
自分自身と向き合うことは簡単にできることではありません。そうするためには何よりも勇気が必要です。まず、家族一人ひとりが自分自身と向き合うために勇気を出さなければなりません。そして、そこから、お互いに家族同士が勇気を与え合うことによって、もっと大きな勇気が生まれてきます。救出カウンセリングの時には、家族同士の中に生まれたこの大きな勇気の力が本人にとつて重要な支えとなります。その勇気をもらうことによって、本人は安心感を得ます。そのことによって、本人はカルトから植え付けられた強烈な恐怖を乗り越えて、自分自身と向き合いながら、カルトの問題とも向き合うことができるようになるのです。人間は機械ではなく、心で生きています。だからこそ、カルトの救出カウンセリングにおいて最も大切なことは、人間の心そのものを大切にするということです。
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