2018年1月10日の授業から

新しい年を迎え、新しい気持ちでJWTCのクラスに出席しました。礼拝では、創世記1章より「創造のわざは良かった」というメッセージが取り次がれました。キリスト教は、この世界を悪魔の活動する世界、悪の力の支配する世界、人間の欲に支配されている世界、永遠の滅びに定められている世界と見なされてきました。従って、福音とは、「この悪の世界から、永遠の祝福された天国に入ること」と見なされるようになりました。しかし、こういう考え方(見方)は、聖書のどこにも見られないもので、ギリシャ哲学や中世時代の宗教的世界観を反映したキリスト教神学であるとの指摘には、正直驚きました。これからゆっくり考え直してみたいと思います。

続くクラスでは、JWTCのクラスは、単なる聖書の学びやキリスト教の勉強の時間ではなく、人生の道場である、この道場において最も大切なものは人間としての生き方を学ぶことにある、ということでした。中澤牧師は、恩師と仰ぐ泉田昭先生やアメリカのべテル神学校のクラレンス・バス博士、神学校で学んだ先生たちの物語を語りながら、「聖書の信仰とは何か」、「神への信仰とは何か」をさまざまな方面からお話しくださいました。クラスでの学びは、単に宗教的な真理を追究することではなく、神の創造の目的を完遂しようとする「神の誠実さ」に対する信仰であるという言葉には、深く考えさせられました。50年の牧会生活の中から本音で語られる「中澤牧師の物語」は、自分の生き方の根底を揺さぶるものでした。ありがとうございました。

新しい年も心を引き締め、真剣に学んで、自分の人生を豊かに生きていきたいと思わされました。