2017年9月13日の授業から

長い夏休みが終わり、今日から2学期のクラスが始まりました。新しい方々、久しぶりの方々も加わり、活気あふれる学びの時となりました。礼拝では、詩編8篇より「人間とは何者なのか」という、人間にとって最も根本的な問いについて、聖書全体から考えました。特に、「このような問いに対する答えを明らかにするために、神からのメッセージが物語的に啓示されているのが聖書である」という説明には、なるほどなあと考えさせられました。

その後のクラスでは、宗教改革の「聖書のみ」、「信仰のみ」、「万人祭司」の3つの原理が、21世紀の現代においてどのように理解されるように変化したのかという問題をお聞きしました。近代から現代に至るまでのキリスト教の歴史を背景にしながらの説明は、とてもよく分かりました。今はポストモダンの時代(真理とは、絶対的なものではなく、相対的なものであると考える時代)であるという意味を考えさせられました。「ポストモダンとは、ポストツルースの時代であると」いう説明は、私が今まで考えたことのないものだったので、興味深い話でした。今日の学びは、私には全部を理解する力はないと感じました。しかし、漠然としてですが、先生の言われることが何となく、分かるような気がしています。今学期の学びに真剣に取り組もうと決心して、クラスを後にしました。

事務の皆さまのご労に心より感謝いたします。