2017年11月29日の授業から

今日は、穏やかで温かい日差しに恵まれたすばらしい一日でした。礼拝では、ローマ人への手紙8章1-11節より、「信仰義認と聖化の関係」というメッセージが取り次がれました。これまでの福音派の聖書理解では、3-5章を「信仰義認」6-8章を「聖化」と、二つに分け別々のものと考えるのが普通でした。ところが最近では、両者は一つのことの裏表の関係にあり、神学的にも時間的・経験的にも別々のものと分けて考えてはならないという話でした。私自身はこれまで、従来のローマ人への手紙の理解に沿って「信仰義認」を理解してきましたので、これから様々な問題を考え直し、整理しなければならないと感じました。未だ分からないことだらけですが、新しいパウロ理解は今の私にはとても魅力的なものです。もう少し時間をかけながら、じっくり取り組んでいきたいと思いました。

午後からのクラスでは、結婚50周年を記念して先月ギリシャ旅行をされたKさんご夫妻より、「パウロの伝道旅行の足跡を訪ねて」というお話をしていただきました。「使徒の働き」に登場する町々の写真を見ながら、パウロの信仰を振り返るときとなり、出席者一同すばらしい学びをしました。特に、「旅行話を聞くことも、いろいろな人々との出会いを経験することも、さまざまな書物を読むことも、自分の信仰を豊かにするものだ」という説明には、大きな感動を覚え、納得しました。いつも日常茶飯事のことに追われている自分ですが、思いがけずギリシャ旅行を楽しむ機会が与えられ、とても豊かな学びをさせていただきました。これからも、いろいろな方々のお話を聞けることを楽しみにしています。よろしくお願いします。

 

メッセージ