2010年4月28日の授業から

今日は雨降りの一日でした。
礼拝では、イエスが弟子たちに顕れた記録(ヨハネ20:19-29)を通し、8日目(日曜日)にイエスが顕れたことの意味、弟子たちがユダヤ人を恐れた理由、トマスが他の弟子たちと行動を共にしなかった背景、イエスが弟子たちに託された使命、トマスはイエスをどのように礼拝したのかなどという問題について共に考えました。さらに、講解説教と釈義説教の違いについても教えていただきました。
午前中のクラスでは、検察審査会が小沢一郎民主党幹事長を起訴相当と判断したが、この問題について小沢擁護の立場に立って書かれた書物をどのように読んだらよいのか、ということについてコメンがありました。ものごとは、いろいろな角度から、幅広く見て判断しなければならないことを改めて考えさせられました。
午後のクラスでは、村上春樹の「1Q84」(第三巻)が取り上げられ、この書物で「ものみの塔」の組織や「エホバの証人たち」の生活がどのように取り扱われているのかを、テキストそのものが読み上げられ、確認しました。この小説は、オウム真理教、統一協会、ヤマギシ会、そしてものみの塔という四大カルトを背景に描かれているが、その意味についても皆で考えました。一度村上春樹をクラスにお呼びし、講義を受けたいという声が上がったのには驚きました。JWTCというクラスには、つくづく面白い人たちが集っているのだなあ、と感心し、良き学びのひと時でした。