寒さ厳しい12月となり、アドベント(待降節)も二週目を迎えています。今日の礼拝では、クリスマスの賛美歌に加え、サンタクロースの歌を二曲歌いました。とても楽しい歌でしたが、中澤牧師が「この種の歌を歌うことができるには、自分には被造物管理の神学が必要だった」と説明されたことには、ちょっと驚きました。私にとっては、それは屁理屈のたぐいのように思われ、クエスチョンでした。しかしまあ、楽しい雰囲気でクラスが始まったのだから、よいかという思いでした。メッセージは、イザヤ書49章1-7節から、「主のしもべとは誰だったのか」と題して語られました。私はこれまでも、イザヤ書がイエス・キリストを予告していると信じてきましたが、今日はその背景を詳しく知ることが出来ました。
その後のクラスでは、イザヤ書の著者問題、解釈方法、イザヤ書7章14節、9章1-7節、11章1-3節の「キリスト預言」に関する説明がありました。これまで私は、聖書を文字通り単純に信じてきましたが、文脈に沿って深く考える必要があることを学びました。特に、福音派の神学は、19世紀以降の科学、考古学、聖書学の知識を無視して構築されたものであり、多くの欠陥をもっている、それらの学問的な成果を尊重し、謙虚に取り入れるなら、「聖書を物語として読むことが大切であるという事実に気づくでしょう」との説明に、とても説得力がありました。私がこれまで教わってきた聖書信仰について、改めて深く考える機会になりました。人間の知識の不十分さと神の絶対的な啓示的な真理との関係について、まだまだお聞きしたいことがたくさんあります。これからもしっかり考えながら学ぼうと決心して、喜びにあふれて帰宅の途につきました。