12月14日の授業から

今日は今学期最後のクラスでしたが、大勢のクリスチャンやエホバの証人関係者が参加されました。礼拝では、ヨハネの福音書1章1-18節をキアスムス構文として読み、そこからのメッセージをお聞きしました。この箇所の中心メッセージは12節にあり、「信じるものが神の子になる」ということだとの説明がありました。さらに、14節の「キリストが宿った」は「キリストが幕屋をはった」の意味であり、出エジプトの中心メッセージが「幕屋」にあったこと(25-40章)との関連を解き明かしてくださいました。さらに、聖書の中心メッセージが幕屋や神殿にあり、そのことは創世記1章の創造から始まり、2章のエデンの園、イスラエルの歴史、イエスの受肉、教会(クリスチャン)における聖霊の内住に深く関係しているとのことでした。とても興味深い聖書の読み方で、大きな感動を覚えました。

礼拝後のクラスでは、「聖書を物語として読むこと」の背景を学びました。物語として読む場合に生じるさまざまな問題についても考える機会となりました。

午後のクラスでは、石坂元長老が、「排斥の問題」や「輸血の問題」を取りあげてくださいました。動画を見ながらの講義は、いつものことですが、とても説得力に満ちたものでした。それに対して、元証人たちからたくさんの意見や質問が寄せられ、最後のクラスにふさわしく、皆活発に自分の意見を述べ合う時となりました。正解はただ一つであると考えないで、それぞれが考えていることをそのまま受け止め、考え直してみようという姿勢こそがJWTCのクラスの良いところです。今日もその良さを深く味わうことが出来ました。このような学びを通して、多くの元証人たちがカルトの縛りから解放される喜びを味わっていくことを知りました。

今学期も多くの労を取ってくださった事務局の皆様に心から感謝いたします。