2017年2月1日の授業から

2月に入り、一年中で最も寒い時期を迎えました。礼拝では、テモテへの手紙第一1章3節から5節より「信仰による神の救いのご計画」というメッセージが取り次がれました。獄に囚われているパウロが、若き伝道者テモテに対して残した遺言は、「違った教え、空想話、系図の・ようなものに関わることなく、神の救いのご計画を宣ベ伝えることだった」ということです。このご計画の中身は何で、違った教えや空想話、系図とは現代の私たちにとってはどのようなものになるのか、先生の個人的な考えや経験を含めてお話くださいました。聖書を、注解書とか説教集を読まずに、聖書自体を読んで、自分の生活の中でその意味を考えていくことの大切さを教えていただきました。このメッセージは、このホームページから聞くことが出来ます。このホームページを訪れてくださっている皆様にも、ぜひ聞いてもらいたいと願っています。

その後のクラスでは、最近出版された「聖書信仰とその諸問題」という書物から、戦後の日本の福音派の教会が告白してきた「聖書は誤りがない」という問題について、解説がありました。難しい神学論争でしたが、ものごとを様々な角度から見、総合的に判断しなければならないことを教えていただきました。私には、このような物の見方一つ一つが、毎日の生活においてとても役立っています。

午後は、大野キリスト教会の会員である小堀さんのお母様(昨年12月31日に召天)の生涯を振り返り、信仰の歩みを偲ぶときを持ちました。いろいろな方々が語られた信仰の先輩の歩みに大きな励ましを受けました。また、新約聖書の物語は1世紀において完結したものではなく、現代のクリスチャンたちが今も書き続け、演じ続けているという考え(NTライトの考え)を教えていただき、何だかとても嬉しくなりました。今日の講義も、自分の信仰を根底から見直すような学びでした。

背後でこのクラスのために様々なご労を取ってくださっている奉仕者の方々に心から感謝いたします。