2017年3月1日の授業から

3月に入り、春の暖かさを感じさせる一日となりました。礼拝では、「テモテ物語」というメッセージが、テモテへの手紙と使徒の働きを中心に取り次がれました。「パウロは、テモテを伝道旅行に連れていくにあたり、割礼を授けた」という記事(使徒16:1-3)には、とても深い意味があることを知りました。このような学びを通し、「聖書を物語として読む」ことのすばらしさが少しずつ分かってきたように思います。

その後のクラスでは、物語として聖書を読むことの意味やメリットを考えました。また、物語として読んだ場合に起こる質問が出席している方々からたくさん寄せられ、中澤牧師はその一つ一つに丁寧に答えてくださいました。「物語として読むと従来納得できなかったいろいろな問題が解決するけれど、反対に新しい疑問もたくさん出てくる」という言葉には、正直言って驚きました。私も、これまで30年間のクリスチャン生活を送ってきましたので、しっくりこないこともたくさんあります。でも、もう少しじっくり学び続けるなら、疑問は減っていくのかなと思いました。

最近のクラスには、エホバの証人の出身者の方々で、「聖書の本当の読み方を知りたい」という思いで、熱心に講義を聞き、質問していらっしゃる方々が数人おられます。その方々の中には、私と同じような気持ちでいらっしゃる方々が多いことに驚いたり、安心したりしています。