2017年3月15日の授業から

今日は今学期最後のクラスの日ということもあったのでしょうが、大勢の方々が学びに参加されていました。礼拝では、パウロによる2つのテモテ宛の手紙より、「テモテの職務」というメッセージが取り次がれました。パウロにとってテモテは「福音の同労者」でしたので、率直で具体的な助言を数多く与えています。そのような中には、今も福音のために働く人々にとっての有益な助言が含まれているということでした。「福音の働き人」について深く考える機会となりました。

その後のクラスでは、受講生が日頃から疑問に思っている事柄を質問し、中澤牧師がお答えになるという形で学びが進められました。千年王国前の再臨説は正しいのか、クリスチャンの復活の体はどのようなものなのか、旧約聖書と新約聖書は同一契約を扱っているのかそれとも違う契約なのか、最近の新約学者が話題にしている「新しいパウロ理解」とはどのようなものなのか、物語としての聖書の読み方は従来の読み方とどこが違うのかなどの問題に対し、中澤牧師は丁寧に答えてくださいました。私自身は、「反知性主義」という問題がアメリカの福音派や日本の福音派に見られるという指摘に大きな興味を覚えました。もう少し詳しく説明していただければと思いました。

これから4月半ばまでの一ヶ月間、クラスはお休みになります。お互いにお会い出来なくなる寂しさを覚えますが、それぞれが聖書の福音に立って歩んでいこうと誓いあって、散会しました。