2017年4月12日の授業から

今日は新年度最初のクラスということもあり、たくさんの方々がクラスに参加されました。礼拝では、コリント人への手紙第一15章1-6節より、「イエスの死と復活が聖書に示されているとはどういう意味か」というメッセージが取り次がれました。これまでの考え方では、この箇所で言われている「聖書」とはイザヤ書53章5節とか10節などのように「イエスに関して直接預言している聖書箇所のことだ」と考えられてきましたが、そうではなく、「旧約聖書全体が語っているストーリーのこと(神と人と被造物の物語)だ」という説明でした(ルカ24:27、44参照)。私もこれまで、前者のように考えてきましたので、少々戸惑いました。

続くクラスでは、先日アメリカのテキサス州のヒューストンで開かれた「バイオロゴスのカンファランス」の報告がありました。アメリカの福音派のクリスチャンたちの86%が「進化的創造論」の立場を取っており、「創造科学(世界の創造は6000年前であった)」の立場を取る人は数%であることをお聞きし、これまたびっくりしました。日本の水月湖が世界の地質学層の標準時計になっていて(ただし、7万年昔まで)、このことはノアの洪水が世界的な規模であることを否定することになるという話には、説得力があると思いました。

今学期も、新しいことをたくさん学べそうで、とても楽しみです。よろしくお願いいたします。