2017年4月26日の授業から

今日は今学期二日目のクラスでしたが、20名ほどの方々が集われ、すばらしい学びの時をもちました。礼拝では、出エジプト記32章13節及び33章1節より、「出エジプトの出来事の背後にあったこと」というメッセージが取り次がれました。出エジプトは、単にイスラエルの民がエジプトの奴隷状態からの解放された物語なのではなく、神がアブラハム、イサク、ヤコブと結ばれた「契約」に基づいて行われた出来事です。モーセ五書と言われている書物がどのような成立過程を経て今日の形になったのかを、古代オリエントの背景の文書から教えていただいたことは大変興味深いものでした。またその後のクラスでは、聖なる四文字「テトラグランマタ」がイスラエルとの契約を表す神のタイトルだったことを教えていただき、エホバの証人時代に長い間もっていた謎が溶け、スッキリしました。

午後のクラスでは、大野キリスト教会のSさんが、ご自分の歩みを証してくださいました。60年間の歩みを振り返えられ、神様に感謝したい歩みだったとの言葉に感動しました。また、最後の部分で、素粒子理論を用いて「(キリストは神であり、人であるとの)キリストの神人二性論」を解説してくださいました。Sさんならではの興味深いお話でした。自分が神様と出会い、その神体験に基づく聖書解釈とそれを体系化したものが「その人の神学」だということが少しずつ理解できるようになりました。さらに他の人のストーリーをもお聞きしたくなりました。

ありがとうございました。