2017年5月10日の授業から

今日は雨降りの一日でした。しかし、クラスには熱心に学ぶ人たちが大勢参加され、すばらしい学びのときをもちました。礼拝では、創世記12章1節から4節より、「アブラハムへの祝福」というメッセージが取り次がれました。この箇所には、5回「祝福」という言葉が出てきます。それは、1章から11章までに出て来る5つの「呪い」に対応していると学びました。ただそれだけでなく、1章から2章の創造の記録において7つの「よしとされた」と、3つの「祝福」が出てくるので、アブラハムへの祝福は、そこへの回帰が意識されているという解釈には、なるほどと感動しました。続く午前のクラスでは、聖書を物語として読むこととディスペンセーション的な聖書解釈の違いについて解説がありました。

午後のクラスでは、中澤牧師がクリスチャン新聞に連載中の「NTライトの神学」の書物から学びました。福音派のクリスチャンたちは、ライトの歩みや神学的な立場、その生涯や信仰者としての在り方や考え方から謙虚に学ばねばならないという姿勢に対して、深く考えさせられました。神学とその人の人格的なものとは切り離すことは出来ないということはその通りだと思いました。このような記事を通し、あるいはJWTCのクラスを通し、中澤牧師が福音派に遺産として残さねばならないと考えていることがだんだん分かってきました。先生には、命あるかぎり、その使命を果たしていただきたいと祈らせられました。感謝です。