2017年10月18日の授業から

今日は、久しぶりの太陽が輝く秋晴れの一日でした。礼拝では、ローマ人への手紙3章21-30節より、信仰とは「神の誠実」あるいは「キリストの信実」に信頼することであるとのメッセージが取り次がれました。今から500年前の宗教改革運動は、聖書のみ、信仰のみ、恵みのみという3つの「のみ」が高く掲げられて進められましたが、これらの「のみ」を排除の論理として使うのではなく、新しい意味を再発見し、総括的な福音理解をもとめていくことが大切だと語られました。特に、宗教思想は500年単位でパラダイム・シフトしていること、歴史的な過去の出来事を単に振り返るだけでなく、将来を見通して大きな展望を描きながらお祝いすることの大切さを強調されたことに深い感銘を受けました。

その後のクラスでは、エホバの証人の元長老だったIさんがものみの塔組織の最近の動向をお話しくださいました。ものみの塔指導者の不祥事の訴訟などに莫大な費用を要しているため、世界各地のエホバの証人たちから莫大な寄付金を必死になって集めているとの様子が報告されました。カルト団体も140年の歴史的経過をたどると、末期的症状を呈するというIさんの仮説には、とても説得力がありました。今日もたくさんの新しいことを考えさせられ、すばらしい学びとなりました。ある受講生の方は、クラスのCDをいつも3回聞いていることを知りました。私には未だ理解できないこともたくさんありますが、何とか皆さんについていきたいと思い、頑張っています。

クラスを担当してくださっている先生や事務局の皆様には心から感謝しています。