今日は、小雨降る冬の到来を思わせるような肌寒い一日でした。礼拝では、創世記3章22-24節より、「アダムは祭司であり、エデンの園は神殿だった」というメッセージが取り次がれました。この聖書箇所では、ケルビムはアダムとエバが追放されたエデンの園の入り口を守る存在として描かれています。しかし、出エジプト時代の幕屋やソロモン時代の神殿では、ケルビムは至聖所における神の玉座や、聖所と至聖所を分ける垂れ幕に織りなされていました。しかし、エゼキエル47章の新しい神殿は立方体であり、エルサレムの町そのものであって、ケルビムは出てきません。黙示録21-22章の「新しい天と新しい地」もまた、神殿もケルビムも登場しません。エルサレムの町や新天新地そのものが神殿であり、神が人々の中に直接住まわれているからです。以上のことは、エデンの園が神殿であったこと、神の救いのご計画によれば、この世界のすべてが神殿として回復されることを表しているということでした。私は、「神がご計画されている新天新地とはエデンの園の回復にあった」というとらえ方を初めて耳にしたので、びっくりしました。
その後のクラスでは、月曜日に行われた「NTライトのセミナー」での、コリント人への手紙第一15章17節「もしキリストがよみがえらなかったとしたら,コリントの信者たちは今も罪の中にいる」という御言葉を巡っての解釈についてのお話をしてくださいました。聖書研究のプロの方々(牧師さん)と一般信徒の私たちの関心の間には、大きなギャップがあると指摘されましたが、それは私も日頃から感じている事柄でしたので、とても興味深くお聞きしました。
午後のクラスでは、久しぶりに出席された成田先生、井村兄、黒川兄、仁科兄がそれぞれご自分の近況報告、あるいは今自分の考えていることを分かち合って下さいました。3人3様のそれぞれのストーリーは、皆とても個性的で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。それぞれの方々のお話を通して、JWTCは、自分の個性を生かす方向で教育がなされてきたのだなあと、改めて感じさせられました。私自身も、このクラスに出席していなかったら、狭い考え方の中に今も歩んでいただろうな、と実感しています。このような広い考えと交わりの中に加えられていることは、とても幸せなことだと思っています。
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